SNSは一人暮らしの大学生の居場所になり得るか?

大学行きたくない

SNSは、利用していない人を見つけるのが困難なほど、日本全体に浸透しています。

SNSは、iPadやスマホ、もちろんパソコンからも、気軽に閲覧出来て簡単に利用出来るので、一人暮らしの大学生、家族と同居している大学生、就活生、会社員、主婦、シニア、社長、芸術家、音楽家、スポーツ選手、メディア関係者、政治家、芸能関係者に至るまで、ありとあらゆる人々が使っています。

 

SNSの利用者には独身や若者が多いとされています。

SNSはいつでもどこでも誰かと繋がり、一人暮らしであっても、ネット上の自分の居場所として利用出来るからです。

 

SNSは、大学生になって始めた一人暮らしで寂しい時も、誰かと繋がって、やりとりや会話、情報の共有が出来ます。

SNSは、大学生で一人暮らしの寂しい気持ちや悩みを抱えていても、アクセスすれば「一人ではない」という気持ちを味わうことが出来ます。

 

しかし…

 

管理人とライターについて

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40年以上、多くの悩み相談を有料のみで受けてきました。(このサイトでは無料です)

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スピリチュアルの世界に片足突っ込んでます。

一人暮らしとSNSの危険性

一人暮らしの寂しい気持ちや悩みから解放される、魅力的であるとはいっても、SNSにはリスクが伴います。

弱みに付け込むどこかの誰かは、SNS上で目を光らせています。

事実近年は、SNSで知り合いになって事件に発展してしまう事案も発生しています。

一人暮らしの悩みを逆手に取った心無い誰かによって、SNSに発信した情報が悪用されないとは言い切れません。

FOMO

SNSは、いいねボタンを押せば相手に一瞬でハートマークが届くので、相手の投稿内容に深く立ち入らなくても軽い関係を築くことが出来ます。

いいねやフォロワーの数が多ければ多いほど、それだけそのSNSにログインする回数も増えます。

リプライやメッセージの返信がまめな人は、アクセスする回数が自然と増えていきます。

でもこれが、SNS依存やSNS中毒を引き起こす危険性を孕んでいます。

 

軽い関係ゆえに、その軽い関係が失われた時に取り残される恐怖だったり、表面的な部分しか承認してもらえないことへの不安などを抱きやすくなります。

FOMOは、”fear of missing out”、つまり「取り残されることへの恐れ」という意味です。

知らない人に、普通に声を掛ける文化

SNS上でのやりとりを現実世界に置き換えてみると、こんな風になります。

普通に街の中を歩いていて、道行く誰かとそれとなくすれ違うとします。

すると、何の前触れもなく、「こんにちは!あなた一人暮らしですよね?SNS見てます!良ければお友達になってくれませんか?」と呼び止められるのです。

 

普通に考えて、もしこのように見知らぬ誰かに突然声を掛けられたら、非常に驚く、あるいはとても嫌な気持ちになってしまうのではないでしょうか。

そしてこの状態を、ネットではあまり変に感じる人がいないという現実があります。

SNSは監視のツールかもしれない

SNSは便利ゆえに、気軽に使えるがゆえに、リテラシーが低いと、自分でも意識しない間に自分の個人情報を暴露している可能性があります。

大学生になり、一人暮らしを始めて自由な時間が増え、時間や場所を気にすることなくSNSで「誰かと繋がる」状態。

それはつまり常に誰かに「見られている」状況を作り出します。

どこかの誰かに監視される許可を出しているのです。

 

日々どんな行動を取っているのか、常に誰かの目に晒され、監視されています。

一人暮らしでも常に「誰か」に「監視」されている状況になります。

精神力を消耗する

SNSで、いろんな言葉が飛び交っているので、それを見て勝手に傷付いたり、怒りを覚えたり、見たくない情報を見てしまったりする機会も増えます。

誰かと常に繋がっている状況は、一人暮らしなのに相手からの反応などにも気を配らなければならず、顔の見えない相手の反応や情報、あるいはメッセージの返信などを気にして過ごすことになります。

一人暮らしの孤独は、成長機会になる

孤独な時間、自分の時間を持つというのは、とても大切です。

 

自分の時間を大切に使えば、自分を成長させることが出来ます。

大学生での一人暮らしもまた同じです。

大学生での一人暮らしは特に、他のどんな状況における一人暮らしよりも自由に使える時間が多いと思います。

大学生で初めての一人暮らしは寂しいかもしれませんが、成長出来る場面も多くあります。

 

関連記事:大学で孤独を感じる。孤独って悪いこと?つらいこと?

SNSが、成長機会を奪うかもしれない

誰かと繋がる、コミュニケーションを取るのはとても大切ですが、一人暮らしの状態を忘れる為や悩みから逃れる為に、大切な時間を削ってまでも常に誰かとつながり、24時間いつでもどこでもコミュニケーションをとれるというのは異常事態ですし、大学生の特権である自分だけに使える有意義な時間を自分で奪っています。

一人暮らしなら、なおさら時間の使い方を考える時間があるので、SNSに依存したらその時間も奪われてしまいます。

SNSと時間

時は金なりです。

自分の活動をお金にしたいなどの売り込みの為にSNSを使う人も多いですが、しかしその人達でさえ、SNSに書き込むために多くの時間をSNSにつぎ込んでいるはずです。

SNSに、時間というお金を払い続けますか?

SNSと個人情報

一人暮らしでいても気軽に誰かと繋がることの出来るSNS。

一人暮らしや悩みがきっかけでSNSに魅力を感じてのめり込み、そこでの活動が中心となり、大学生活が疎かになって行き、ついには大学にさえ行かなくなるという危険性も、孕んでいます。

 

関連記事:大学生で不登校になった!一人暮らしでどうしても大学に行けないけれど人生終わりなのか?

 

SNSが浸透している現在、例え匿名で投稿していても、誰の投稿かというのは見る人が見れば分かってしまいます。

事実、SNSに投稿されたイタズラを行う写真が炎上して、そこから身元を特定され、逮捕される事案が発生しています。

虚像を飾る

「顔の見えないやりとり」は、虚像としての自分を作り上げることも出来ますが、それは承認されたいゆえの仮の姿であり、自分の現実が良くなったわけではありません。

消したいはずの一人暮らしの寂しさが消えないから、虚像を作ります。

コミュニケーション能力への影響

誰かといるときも、SNSが気になって、常にスマホやタブレットを触っている人がいます。

SNSはのめり込み過ぎると、一人暮らしの悩みや寂しさを忘れるより、むしろコミュニケーション能力の低下に繋がり兼ねません。

SNSで社交性を広げるほど、現実での社交性は失われていきます。

自己管理能力への影響

誰かが常にそばにいてくれる環境であれば、そんな状態になったとしても助けを求めたり出来ますが、一人暮らしをすると、大学生のうちは特に「誰かに心配を掛けては駄目だ」という心理状態になるのも珍しくありません。

SNSでトラブルが起きたとき、その自己管理能力にも影響が出ます。

イライラしやすくなるのです。

SNSは居場所か闇か

SNSにアクセスしている時間が長いほど、心の不調が出やすくなることが分かっています。

SNSには誰かの心ない言葉が散らばり、毎日のように炎上が起きています。

 

SNSに居場所を求める人は自分を承認して欲しいという気持ちが過剰ですから、それに関係のない自分まで圧倒されたり、弱みに付けこむ人に絡まれたりと、楽しそうに見える反面、SNSには闇の世界が広がっています。

 

SNSは居場所として使えますが、簡単に嘘がつけて、人を傷付けることも簡単で、情報漏洩の危険もあります。

誰のせいでもないけれど、そういった闇を作っているのは、SNSにアクセスしている人々の心です。

類は友を呼ぶ

SNSは、見知らぬ誰かと繋がる状況が出来るので、やろうと思えば無限に誰かと繋がることだって出来てしまいます。

誰かとどんな形であれ何かしらの関わりを持てば、目には見えませんが、少なからずその誰かの何かしらの影響を受けるものです。

 

一人暮らしが寂しいからという理由でSNSにのめり込めば、同じ心の状態の誰かと繋がって、その分だけどんどん心の暗さや悩みも増して行きます。

自分でも知らぬ間に、心が蝕まれていく可能性が高いです。

隣の芝が青すぎる

仕事や売り込み以外でSNSをやっている人は承認欲求が強く、嫉妬の気持ちも強いです。

いいねの数が少なければ、他人のいいねの数に嫉妬をし、他人の生活ぶりに嫉妬します。

他人の技術や、能力の高い投稿に嫉妬します。

自尊心をSNSで埋めようとしている人は、逆に嫉妬の気持ちが強くなります。

SNSに気持ちを持って行かれて疲弊してしまいます。

承認欲求

SNSの人間関係は、無難で気軽ですぐにいいね!を送り合えます。

ですが、人間関係で本来築くはずの思いやりや気持ちの交換が皆無です。

そこにあるのはいいねの数と、フォロワーの数。

 

SNS上の人間関係の実態は、いいねの数で競争し、言い合いでメンタルをすり減らし、暗い気持ちやイライラした気持ちが増え、他人の投稿に嫉妬したり怒ったり、メリットのない人間関係です。

心を疲弊して、何かを学んだ気分になるだけです。

仕事や売り込みで使うのでなければ、承認欲求だけが増していきます。

心への影響

SNSは、いったんそこからログアウトしてしまえば、いいねの数もフォロワーの数も、ただ閲覧しているだけの状態になり、ネットの海に浮かんだ一情報として、漂っているのみになります。

でも、そこでのやりとりで発生した問題は、ネットを越えて、現実の自分の心にも影響を及ぼしてしまいます。

 

実際のニュースでも、SNSの誹謗中傷が原因なのか、それで取返しのつかないことになってしまった事案を、報道しています。

「匿名だからこそ書けること」がエスカレートして、至るところで誹謗中傷が飛び交い、悪口や陰口が蔓延してネットいじめが発生し、SNS上での一情報が、いびつなコミュニケーションに揉まれ自分の心にも影響を及ぼします。

 

一度当事者になってしまうと、メンタルどころの騒ぎではなくなってしまいます。

SNSは本当に楽しいか?

一人暮らしの寂しさを紛らわしたり、大学で友達が出来ないから、じゃあSNSで…と気軽に始めるのは良いですが、SNSはいまや安全な逃げ場とは言えません。

現実での一人暮らしの寂しさを紛らわしたいからSNSを使うのでしょうけれど、目的や目標をきちんと持って使わない限り、コミュニケーションのツールとして漠然と使うことには、大きなリスクが伴います。

文字だけでは、相手の心理も分かりにくい。

奥底までのコミュニケーションを取ることは出来ません。

誤読や誤解も起き、そこから争いや小競り合いに発展する場合もあります。

きずな依存

日本人は、特にきずな依存の傾向が強いとされています。

例えばいいねをもらったら、いいねを返すのが当たり前。

リプライをもらったら、リプライを返すのが当たり前。

お互いに軽い承認を行うことを「強制」するのです。

誰かが反応をくれたら、それに返さなければいけないという、軽い承認なのに強迫性が伴います。

 

いつでもどこでも誰かと繋がることが出来るのは確かに便利ですが、その誰かと四六時中一緒に居るわけではありません。

強迫性に囚われて、SNSが自分の現実にまで浸透していて、それに振り回されてしまったら、大事なものを失います。

まとめ:SNSを使うには、距離感が取れるかが鍵になる

一人暮らしの大学生は、年齢的にも時間的にも、SNSに浸りやすいと思います。

依存傾向も強まると思います。

しかしせっかくの年齢と時間を、SNSにつぎ込んでしまっては、もったいないです。

 

仕事の宣伝ということなら別にしても、大学生なら大抵の人は趣味やコミュニケーションツールとして使っていると思います。

一人暮らしが寂しいのなら、SNSに時間を割くより、大学生という身分を生かして行動出来ることはいくらでもあるはずです。

実際に行動したことが、就職でも仕事でも、今後に役立っていきます。

SNSとの距離をどう取るか、考えてみてください。

 

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