大学生で孤独が辛い?孤立とどう違うの?孤独=クリエイティブ

大学ではオンライン授業が主流になっている所もあります(2020年現在)。

大学のキャンパスへ行くことは極力控えるようにということで、誰とも会わずに、パソコンと面と向かって過ごす日々が増えています。

そのせいか、孤独の苦手な学生が悲鳴を上げています。

 

  • 大学生活、こんなはずじゃなかった。大学で青春を謳歌するはずだった
  • それなのに、大学に在籍していて孤独だなんて
  • 大学のオンライン授業が辛い、孤独に耐えられない、ひとりぼっちが寂しい
  • 大学にいる意味がない。その中で大学の課題は黙々とこなさなければならない

 

今は大学で、学生の「孤独力」が試されている時なのだと思います。

何かについてとことん探求する為だったり、読書や趣味、見えない努力というのは孤独な時にしか発揮できません

 

孤独だから何もできない、無力だ、ということはなくて、大人になったら孤独は割と身近になります。

孤独の中で頑張る習慣を今、大学で身に付けていると思えば、苦しいとは思いますが成績がどうこうより、物事の本質に迫る体験が出来ていると思います。

 

ライターのtakiです。

今回は、そんな「孤独」について、解説していきます。

 

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孤独?孤立?

さて、孤独な状態が辛いということについてですが、孤独と孤立をちゃんぽんにしているようなので説明します。

大学のオンライン授業が孤独で寂しいと嘆いている学生は、孤独なのではなく「孤立」の状態にあります。

 

クリエイティブな活動をしている人々は、基本的に孤独です。

どこかにこもって、孤独に仕事をし、作業し、物を作り上げていきます。

アイディアを出すときも、孤独です。

そんな彼らは、孤独で嘆いているのでしょうか?

 

全然そんなことはありません。

むしろ孤独でハッピーな状態です。

だって、アイディアを形にしていくというのはとても大変な苦労を伴いますし辛いけれど、楽しいからです。

 

こう考えると、孤独とは、耐えられないとか、ひとりぼっちだから寂しいとか、そういうものとは別な気がしませんか?

無から有は生まれます

「無から有は生まれない」と、某漫画作品のキャラクターのセリフにあります。

孤独な時間は空白であり「無」の時間です。

実際孤独な状態で活動している方の内面というのは豊かで、空白ではないのですが、あえてここでは「空白・無」としておきます。

 

人間は何もない状態では基本的に生きていけないので、もし周りに何もなかったら創意工夫をするしかありません。

つまり無から有を生もうとするわけです。

無と言っても、もちろん何かしらの材料はあるのですが、この創意工夫がクリエイティブです。

何もない無の状態でないと、何も生まれないんですね。

ですから孤独でないと創意工夫のしようがない。

 

アイディアや独創的なものは、孤独の状態でないと生まれないということです。

孤独と孤立の違いはここ!

孤立というのは、ひとりになりたくないんだけれど、ひとりぼっちでいる状態です。

寂しくて、何かに依存してしまう。

SNS依存などがこの状態です。

孤立を感じているからこそ、依存してしまう。

不安や恐怖があって、精神的にも良くない状態です。

 

関連記事:一人暮らしとsns、暴露と依存の危険あり。自分自身を省みて!

 

大学に通うとすれば青年期に当たるので、より何かに依存しやすくなります。

この状態は孤独と全く違います。

孤立とは、ひとりぼっちでいることを周りや状況に強いられていたりするなど、自分自身をもうまくコントロールできない状態です。

大学のオンライン授業に耐えられないと嘆いている学生のほとんどが、おそらくこの「孤立」の状態を強く感じているのだと思います。

 

現代では周りに何もない状態というのはありません。

むしろ物や情報が溢れすぎています。

ひとりの時間をあまり作れないからこそ、孤独を恐れる人が多いのですが、恐れるがゆえに何かで気を紛らわすことで時間を潰して生きて来た。

それが当たり前だと思っていた大学に在籍している学生たちが、今オンライン授業で、孤立状態に追い詰められているのではと思います。

改めて、孤独と孤立は違う!

孤独と孤立は違います。

孤独とは、自分自身とつながることです。

頭で考えている自分と、心で感じている自分が、きちんとつながっている状態が孤独です。

そしてそれは、ひとりの時間だからこそ、つながることが出来ます。

 

ですので孤独感というより、自分との対話ですから、むしろ孤独を感じません。

寂しいのではなく、自分という「二人」で対話している状態なので、アイディアも生まれやすく、生産性が上がり、作業効率も上がり、自分の「好き」を味わえるので心も健康的です。

 

他人と一緒に居る時、心で正直に感じている自分を表に出さずに接するということはよくありますね。

頭で考えて、他人の意に沿うように、気を遣ったりとか、会話を円滑にするために言葉を選ぶなど。

その時は、頭で考えている自分と心で感じている自分が、切り離されています。

 

頭で考えている自分だけになっている時は、外側だけに目が行き、自分の内部はおろそかになりがちです。

大学ならば、意に反して教授のご機嫌を伺うとか。

 

一方孤立という状態は、ひとりでいても、「誰かとつながらなくては」という外側へのセンサーが過剰になっています。

ひとりの時間であっても、頭で考えている自分と心で感じている自分がつながっていません。

つまり自分で「二人」になることが出来ないので、「寂しい」という気持ちになるのです。

そしてこの寂しいは、「自分ひとりでいるから、寂しいんだ」という勘違いをされがちです。

 

自らとつながれば問題はなくなるのに、逆にどんどん外部とつながろうとして何かに依存するようになります。

依存すればするほど、孤立の辛さは圧し掛かってきます。

孤立は寂しさを感じる状態のこと。孤独はひとりでも充実する状態のこと

大学のオンライン授業化で、ひとりで講義を受ける学生が増え、それに伴い「限界だ」という声も増え、文科省が大学側に対面授業化を促していますが、「限界だ」という層は「友達に会いたい」「教授に会いたい」「人に会いたい」という気持ちで嘆いています。

要するに、他人に依存している。

これは、孤独ではなく孤立の状態です。

SNS依存やゲーム依存と違い、人間に依存するのは悪いことではありません。

 

しかし、友達に会えない、ひとりで寂しい、だからLINEやSNSで連絡を取っているけれど寂しいというのは、「寂しい」の根本を間違えていて、あまり好ましいものではありません。

 

大学側のオンライン授業の質が悪いという指摘もありますし、なんとも言えない部分が多いのですが、この時期に孤立を感じるのではなくて、「自主的に孤独になる時期だ」と捉えて、自分自身の頭と心をつなげて、大学に在籍していることを大切にして、自分と対話してみるのが良いのではないかと思います。

 

関連記事:大学生の生き方。自分と向き合い、あなたの「芯」を作ってみて

孤独のメリット・デメリット

孤独にはメリットも多いですが、当然、己の甘えとの闘いをしなければならないし、生活時間の管理も自己責任、心の暗い部分と向き合う必要があって辛いときもあります。

孤独を恐れる人が多いのは、普段考えることを止めている「心の暗い部分」と向き合わなければならないからです。

 

  • 孤独になると自分の心の闇に潰されてしまうから、ひとりにならないように、誰かと一緒に居たい
  • 気を紛らしたい
  • ひとりの時間を「ないもの」にしたい

 

でもその心の闇は、たぶんずっと孤独になるのを避けていて、頭で考えている自分と心で考えている自分を切り離し続けたから、増殖したのです。

ずっと避けているので、向き合い切るにも時間が掛かります。

今は、そういった孤独をきちんと味わい切れるかが試されているのだと思います。

 

大学ではなくとも、必要になって来る能力だと思います。

 

孤独になって、頭で考えている自分と心で感じている自分がつながると、「自己理解」につながります。

自己理解とは、己を知るということです。

大学でも就活時期になると自己分析をやりますが、自己分析は文章化出来るのに対して、孤独の場合は文章化出来ない部分まで自己理解することが出来ます。

それを不文律として活動するとより共感を得やすくなります。

 

あなたが本当に楽しいと思って活動したり作ったりするものは、相手にも楽しい気持ちが伝わります。

他人の軸で活動して、頭で考えている自分のみを使って活動することも、他人にとっては良いかもしれませんが、それで己を見失って、そのまま気が付かない人もいます。

 

孤独は恐れるものではなく、他人と接する時間と上手に使い分けをすることで、あなたの本当に良いと思う価値観に触れ、またその価値観を共有しやすくなります。

そういった人にも出会えます。

 

大学の枠を越えて、また直接に出会うのではなくても、間接的に、例えば本だったり作品を通して、本当に感動できるものを作る人に出会うことが出来ます。

 

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日本は繋がり依存傾向にある

日本では、交流が広くて友人の多い人が「良い人」とされる傾向にあります。

大学に行ったらとりあえずみんなで集まる!みたいな。

 

しかし、交流が多いということは、その分、頭で考えている自分と心で感じている自分がつながる機会が少ないことを意味します。

いろんな人との交流で、アイディアが生まれたりもするでしょう。

しかし独創性は少ないです。みんなにとって良いものというのは、独創的な部分が削がれているからです。

もしかすると「あってもなくても良いもの」止まりになるかもしれません。

交流する人が多いほど、アイディアも枯渇していきます。

 

交流の少ない人の方が、己とつながる孤独の時間を積極的に持ち、「自分は自分」というスタンスで強く在ることが出来ます。

流れの速い現代の中で、己とつながることが出来る人は強いのです。

周りに流される人が多い中、そういう存在になれたらかっこいいと思いませんか?

 

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最後に

今は、変化の多い時期であり、「集まって何かを楽しむ」というのが当たり前ではなくなった、当たり前という概念を疑わなければ対応出来ないようになってきました。

 

大学でも積極的に集まれなくなった。

誰かに変わって欲しい、状況に変わって欲しいというより、自ら変化することで学ぶことが必要な時期なのだと思います。

 

今、大学に籍を置いている学生は、孤独の中で学びを得ているのか、それとも孤立を嘆いて生産性を欠いているのか、考えてみても良いと思います。

「孤独になる」ということの意味を、「一般にはネガティブだと思われている」という理由で一蹴するのではなく、よくよく自分なりに考えていい時期だと思います。

 

変化に飲まれて嘆くより、大学を活用しましょう。

それこそ何のために大学に籍を置いているのか、ということになりますから。

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