女子大学生の不登校は甘えが原因?大学での体験談と、気持ち別の解決策

大学生の悩み

大学生が不登校になる割合について

大学生の不登校の割合は、3%前後という説が濃厚です。

数字だけ見ると多くないように見えますが、しかし不登校で苦しむ大学生にとっては、決して小さな問題ではなく、周囲だけでない、不登校は大学生本人が、一番悩んでしまう問題です。

不登校になっている大学生の割合

水田他(2009)の全国調査によると,大学生の不登校者数の割合は0.7~2.9%と推定されている。

これは,小学校の0.36%,中学校の2.69%,高等学校の1.67%(文部科学省,2015)と比較しても決して少ないとは言えない。

教心第 58 回総会(2016) ― 631 ― 大学生の不登校傾向と大学適応感との関連

不登校状態にある大学生数を推定は表1にまとめた。

不登校率は2.68%(2.45%〜2.91%)であり、学生数7万4589人(6万8208〜8万0969人)だった。

このうち半期に及び大学を連続欠席している者は0.84%(0.71%〜0.97%)であった(区間推定はいずれも95%信頼水準)。

大学生の不登校者数の推定と実態把握

実際に不登校になっていない大学生でも、不登校予備軍のような大学生もいます。

大学生で不登校になりそうな人、不登校予備軍である大学生は、実際に不登校になっている3%の大学生をはるかに上回る人数が存在しています。

不登校になる大学生が3%といっても、不登校になる危険がある大学生は沢山いるということです。

見過ごしていい問題とは、決して言えません。

大学生で不登校になる危険の割合

「大学生で不登校になる割合」でも述べた、不登校になる危険がある大学生の割合についてです。

大学で不登校になる危険がある大学生=「大学に行きたくないと頻繁に思っている」大学生は、全体の半数以上いる、という調査結果があります。

 

不登校傾向のある学生の割合とその理由

大学生の中でそのくらい割合の学生が,学校に行きたくないと思っているのかという質問への回答の結果をグラフに示した(Figure1)。

不登校に関しては,全体の20%近くの大学生が,「学校(大学)に行きたくない」ことが「頻繁にある」と回答している。

また,これを「学校(大学)に行きたくない」ことが「何度もある」と回答している学生(37.7%)と加えると,半分以上(52.0%)の大学生が、かなりの頻度で学校に行きたくないと思っていることがわかる。

大学生の不登校に関する基礎的研究(1)1 ― 大学生の不登校と退学希望の理由の探索 ― 牧野幸志

 

「大学に行きたくない」と頻繁に思う、ということは、

  • 高校までと違う学生生活について行けなくて苦しい
  • 目標や目的意識がなく、無気力になっている
  • 不本意で入学した
  • 大学で勉強する気はないが、肩書目当てで入学した

など、大学に対して負の感情がある、マイナス思考が少なくともある、ということになります。

 

不登校になってしまう大学生が全体の3%だとしても、半数以上の大学生が「大学に行きたくない」と思っているので、その中から不登校になる大学生がどんどん出てくる危険があります。

 

「大学には入っておくもの」という理由で入学する大学生が多いですが、「高校は受験勉強する所」という概念に押し流されてしまう学生もまた、多いということになります。

大学は本来学生自身が目標を持って勉強をする場所です。

 

「入っておくものだろう」という理由で入学することが、無気力につながり、不登校につながる危険があるのです。

大学生が不登校する理由

この章では、大学生が不登校する理由をご紹介します。

 

上記4つに加え、「特に理由が見当たらない」場合についても、解説していきます。

眠いから

大学生が不登校する理由のひとつめは、「眠いから」です。

「眠いから」というと、「それは単なる甘えじゃないか」という意見が上がりそうですが、ただ何もしないで、ぐうたらしていて「眠いから」ということ、それは大学に通う年齢ではあり得ないでしょう。

▽関連記事▽

大学生が不登校になるのは、甘えなの?

【体験談】「大学で不登校になるのは、甘えているかもしれない……」

 

「眠いから」という一言を突き詰めていくと、上記のように、軽く見逃すことが出来ないような理由が浮かび上がってきます。

放置しておくと深刻な事態、例えばうつやそのほかの精神障害、適応障害、身体的な問題に繋がっていきかねません。

休学や退学を考えている場合もあり、しかしそのまま休学、退学しても実りがあるとは言えません。

一人暮らしの生活が、大学の不登校に影響する場合

  • 栄養不足
  • 一人暮らしによる生活習慣の乱れ
  • アルバイトのしすぎ
  • ネットゲーム、ゲームのやりすぎ

「一人暮らしによる生活習慣の乱れ」で、大学を不登校になる場合もあります。

一人暮らしによって、家族と暮らしていた時には自覚していなかった「生きづらさ」が圧しかかってきて、不登校になることも。

 

一人暮らしが大学の不登校の一要因だとしたら、生活を立て直すことから始めて、自分と向き合って、「自分は大学で何が出来るのか」と少しずつ考えていくことが大切です。

▽関連記事▽

大学生で不登校になった!一人暮らしでどうしても大学に行けないけれど人生終わりなのか?

 

「ネットゲーム、ゲームのやりすぎ」は、SNS中毒とも関係してくる場合があります。

大学生で一人暮らしを始めると、寂しさから逃れるためにSNSに逃避する大学生がいます。

誰とでも簡単につながれる反面、承認欲求を激しく貪欲に求める人々で溢れかえっているので、気を付けないと足をすくわれる危険もあります。

寂しさに付け込んだ事件なども起きないとは限りません。

一人暮らしの大学生にとって、SNSは居場所になり得るのでしょうか?

▽関連記事▽

SNSは一人暮らしの大学生の居場所になり得るか?

大学が、自分が期待していたものと違う

  • 大学へのあこがれと、現実の不一致
  • 教授と合わない
  • 同級生に、げんなりする
  • 第一志望の大学じゃなかった
  • 親に言われて入学したから、自分の希望じゃない

など、「大学が自分の期待を裏切っている」と感じた場合にも、大学生は不登校に陥る可能性があります。

大学生くらいの年齢になれば、自分の好きな分野で活躍したいと願う人は多いでしょうし、もしその逆で「やらされている」と感じてしまうと、一気にやる気をなくすことも少なくありません。

 

単位に支障が出ないくらいにすればいいや、と思っていたら、いつの間にか大学に行かなくなっていた、退学や除籍の一歩手前になった、という不登校もあります。

人間関係のトラブル

  • 大学で一人ぼっちになっている
  • 大学でいじめに遭った
  • バイト先の人間関係でトラブルが発生した
  • 失恋した
  • 自分と同級生を比べて、劣等感に陥っている
  • 性被害に遭った

上記のような人間関係のトラブルにより、大学を不登校になってしまう場合があります。

人は一人では生きていけませんが、時に人間関係は煩わしく、争いも起こりますので、1人でいたい、自らを守りたいと思って、閉じこもってしまうことはあります。

 

特に恋愛や性の問題は、心へのダメージが尋常でないので、他の人間を避けてしまうこともあります。

 

人間関係のトラブルから逃れたいと思うことは、異常ではないので、不登校になったら「一人で休むための自分に対するSOS」と捉えて、休む時間を取りましょう。

休学を視野に入れる必要があるかもしれません。

メンタルのトラブル

  • うつ病
  • 統合失調症
  • 対人恐怖症
  • 摂食障害
  • パニック障害
  • PTSD

上記のようなメンタルのトラブルにより、大学を不登校になってしまうパターンです。

メンタルのトラブルは病院に行って投薬治療と言うのがほとんどですが、メンタルにトラブルが生じると、人間全般に対する不信感でいっぱいになるので、病院自体に行かない、カウンセラーを信用できないなど、治療まで行きつかないことがあります。

 

メンタルのトラブルはとてもデリケートな問題なので、「自分に優しく」を中心に、慎重に焦らず進むことが必要です。

特に理由が見当たらない

「なぜ不登校になっているのか、自分でも分からない」というパターンもあります。

「大学になんとなく行きたくない」「大学に行かない理由が見つからない」に該当するので、詳しくは下記リンクも参考にしてみてください。

>> 大学になんとなく行きたくない・行けない場合

 

理由が見つからないとはいっても、不登校になっている大学生の中には、表現できない苦しみがあるはずです。

平気なフリをするのはやめましょう。

 

タイトルとURLをコピーしました